猫のトイレ利用回数や排泄の記録、体重などを日常的に把握したいけれど、通常の猫トイレや自動トイレ、体重計や見守りカメラとの違いがわからず、どのような「猫用トイレ見守りデバイス・排泄モニター」を選べばいいのか迷っていませんか?
本記事では、猫用トイレ見守りデバイスの種類や特徴、選ぶポイント、代表的な製品の比較をわかりやすく解説します。初心者の飼い主さんが猫と自宅の環境に合った製品を見つけるための参考にしてください。
猫 トイレ 見守り 排泄 モニター 選び方の基本ポイント
まずは「猫用トイレ見守りデバイス」とは何か、なぜ使うのか、どんなタイプがあるのかを基礎から理解しましょう。
見守りデバイスとは?
猫の排泄回数や尿量、便の状態、トイレの使用時間、体重などを自動的に計測・記録し、スマートフォンやアプリで確認できる機器の総称です。日常の変化に気づくための補助ツールとして活用されています。
体重計や見守りカメラとの違い
体重計との違い
体重計は体重管理に特化し、単独で重さを測るのに対し、見守りデバイスは排泄の回数や尿便の量、トイレ滞在時間など詳細なトイレ利用情報を取得します。
見守りカメラとの違い
見守りカメラは映像を録画・リアルタイム監視がメインですが、見守りデバイスは排泄に関わるデータとして構造化し、個体識別や健康管理の参考情報として活用します。
見守りデバイスの主なタイプ
1. 計測ボード型(トイレ下設置タイプ)
今使っているトイレの下に設置するマットやボード型です。体重、尿量や便量、トイレ利用回数などを記録する製品があります。例としてCatlog Board 2があります。
2. 専用トイレ+重量センサー型
センサーを組み込んだ専用トイレで計測する方式です。既存トイレをそのまま使えない場合があります。過去の製品例としてSHARP ペットケアモニターがあります。
3. カメラ+センサー併用型
カメラによる個体識別とセンサーを組み合わせて、トイレ利用を記録する方式です。例としてTolettaがあります。
4. AIや行動データを利用する個体識別型
体重やトイレ利用などのデータを利用して複数猫を識別する方式があります。個体識別の方法や条件は製品ごとに確認しましょう。

代表的な猫用トイレ見守りデバイス比較
ここでは、国内で利用を検討しやすい現行サービスと、サービス継続性を考えるうえで参考になる旧製品を分けて整理します。販売状況や料金は変わるため、購入候補については公開時点の公式情報を確認することが重要です。
| 製品名 | タイプ | 対応トイレ | 個体識別方式 | Wi-Fi/電源条件 | 料金体系 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Catlog Board 2 | 計測ボード型 | 既存トイレ利用可 | AI等によるデータ解析・個体管理 | 2.4GHz帯Wi-Fi / 単3アルカリ電池6本 | 本体購入+猫ごとのメンバーシップ | 設置条件・対応トイレ・月額料金を確認。 |
| Toletta | カメラ+専用トイレ | 専用トイレ | カメラ識別 | Wi-Fi / 電源必須 | 一括購入プランor月額プランあり(現時点で売り切れ) | 現状販売状況要確認。月額解約後は機能利用不可。プライバシー注意。 |
| SHARP ペットケアモニター | 専用トイレ型 | 専用トイレ | バッジ識別 | Wi-Fi / 電源 | 販売終了、サービス終了予定 | 現行購入不可。サービス継続性の確認必要。 |
※2026年8月17日時点の確認内容を含みます。Catlog、Tolettaなどの料金・在庫・サービス内容は変わる可能性があるため、購入前に公式情報を再確認してください。SHARP ペットケアモニターは現行の購入候補ではなく、サービス継続性を考えるための旧製品例として掲載しています。
各タイプのメリット・デメリットと選び方
1. 計測ボード型(Catlog Board 2など)
メリット
- 今使っているトイレをそのまま使える。
- 体重や排泄回数、尿量・便量など多様なデータが確認可能。
- 複数猫の識別は行動パターンをAIで判別。
デメリット
- トイレのサイズ・設置環境に制約があるため、対応しないトイレもある。
- 月額サービス料金が継続して発生する。
- Wi-Fi環境必須。
選ぶポイント
- 既存トイレを変えたくない方。
- 2.4GHz帯Wi-Fiを利用でき、Catlog Board 2を周囲の壁や物に触れないよう水平に設置できる環境。
- AI識別メンバーシップの月額利用に理解がある場合。
2. 専用トイレ+重量センサー型(旧製品を含む方式)
この方式の一例としてSHARP ペットケアモニターがありましたが、本体と個体識別バッジは2026年3月6日に販売終了しています。専用サービスのCOCORO PETも2026年8月31日で終了予定です。そのため、SHARP製品を現在のおすすめ購入候補として扱うのではなく、「本体だけでなくクラウドサービスが今後も利用できるかを確認する必要がある」という例として捉えましょう。
メリット
- 専用トイレ設計で計測精度が比較的高い場合もある。
- アプリで健康管理のサポート。
デメリット
- 専用トイレのみ利用可能で既存トイレは使えない。
- 月額サービスが必要な製品も多い。
- 現状、販売終了・サービス終了している製品があるので注意。
選ぶポイント
- 専用設計のトイレでの導入を検討している。
- 旧製品を使わないよう、サービス継続性や販売状況を必ず確認すること。
3. カメラ+センサー併用型(Tolettaなど)
メリット
- カメラで猫の個体識別や排泄行動を詳細に把握可能。
- 飼い主が離れていても映像・状態確認ができる。
デメリット
- 設置場所の照明やプライバシー配慮が必要。
- Wi-Fi、電源環境の安定が必須。
- 販売状況が不安定で在庫切れの場合もある。
選ぶポイント
- 個体識別を正確にしたい。
- 映像での異変確認なども求める場合。
- ネット環境と電源が整っている家。
購入前に確認したい7つのポイント
猫用トイレ見守りデバイスは、単に「測れる項目が多い製品」を選べばよいわけではありません。猫が毎日使うトイレ周辺へ設置するため、今使っているトイレとの相性、猫が普段どおり利用できるか、通信環境、継続料金まで含めて判断する必要があります。

1. 何を記録したいのかを最初に決める
まず、「体重を継続して確認したい」「トイレの利用回数を記録したい」「排泄に関する記録を残したい」「多頭飼いで猫ごとにデータを分けたい」など、目的を整理しましょう。
製品によって取得できるデータは異なります。カテゴリ名だけを見て、すべての製品が尿量、便量、滞在時間、体重、個体識別まで同じように記録できると考えないことが重要です。
公式サイトの商品仕様やFAQで、「何を測れるか」「どのように記録するか」「アプリでどこまで確認できるか」を購入前に確認してください。
2. 今使っているトイレをそのまま使えるか
猫はトイレ環境の変化に敏感な場合があります。
Catlog Board 2のようなトイレ下設置型は、対応条件を満たせば現在のトイレを活用しやすいことが特徴です。一方、Tolettaのような専用トイレ型は、トイレ本体そのものを変更する必要があります。
特に確認したいのは、トイレ底面の寸法、脚や突起の有無、設置面の水平性、周囲の壁や家具との距離です。見た目だけで「置けそう」と判断せず、メーカーが示す設置条件と自宅のトイレスペースを照合しましょう。
3. 多頭飼いでは個体識別の方式を確認する
複数の猫が同じトイレを使う家庭では、「誰が使ったのか」を分けられるかが大きなポイントです。
個体識別には、カメラ、専用タグやバッジ、体重や行動データなど、製品ごとに異なる方式があります。どの方式でも、家庭環境や猫の体格差、利用状況によって識別条件が変わる可能性があります。
「AI対応」という表現だけで精度を判断せず、多頭飼い時の利用条件や登録可能頭数、識別できなかった場合の修正方法なども確認しておくと安心です。
4. Wi-Fi・電源・電池条件を確認する
スマートフォンへデータを送る製品では、通信環境が重要です。
Catlog Board 2は2.4GHz帯の無線LANを利用し、電源は単3アルカリ電池6本を使用する電池交換式です。トイレ周辺へUSBケーブルを常時引く方式ではありません。
一方、専用トイレやカメラを組み合わせるタイプではコンセント電源が必要になる場合があります。自宅のトイレ設置場所までWi-Fiが安定して届くか、電源コードが猫の移動や掃除の妨げにならないかも確認しましょう。
5. 本体価格だけでなく継続費用を見る
IoT型の見守り機器では、本体を購入した後にメンバーシップや月額サービスへの加入が必要な場合があります。
Catlogの猫様メンバーシップは、2026年8月17日時点の公式料金では1猫あたり月額980円です。1年払い10,780円、2年払い19,600円も用意され、6猫目以降は追加月額0円と案内されています。また、Catlog機器を増やすこと自体では月額料金は追加されません。
多頭飼いでは「本体を何台買うか」だけでなく、「猫ごとに料金が発生するのか」「機器ごとに料金が発生するのか」を分けて計算すると比較しやすくなります。
6. アプリやクラウドサービスの継続性も確認する
IoT機器は、本体が故障していなくても、専用アプリやクラウドサービスが終了すると主要機能を使えなくなることがあります。
SHARP ペットケアモニターとCOCORO PETの終了は、その確認が重要であることを示す例です。購入前には、メーカーのサポート情報、サービス利用規約、解約時に使えなくなる機能、データを保存・書き出せるかなども確認しましょう。
長期間使う予定なら、「本体価格が安いか」だけではなく、メーカーがサービスを継続しているかも選択基準になります。
7. 掃除しやすさと猫への負担も忘れない
トイレ周辺は猫砂や汚れが付着しやすい場所です。
センサーやカメラなどの電子部品を水洗いできるとは限りません。取り外せる部分、拭き取り可能な部分、濡らしてはいけない部分を取扱説明書で確認してください。
また、新しい専用トイレへ急に変更すると猫が使わない場合もあります。普段のトイレ環境を大きく変える製品では、慣らし方や返品条件も購入前に確認しておくとよいでしょう。
Catlog Board 2とTolettaは何が違う?
両者は「猫のトイレ利用を記録する」という目的では似ていますが、導入方法が大きく異なります。
Catlog Board 2は既存トイレを活用しやすい
Catlog Board 2は、対応する猫トイレの下に設置する計測ボード型です。
トイレを丸ごとスマートトイレへ交換するのではなく、普段使っているトイレを活用しながら体重や排泄に関するデータを記録したい人に向いています。
一方で、正しく計測するためには設置条件があります。ボードが周囲の壁や物へ触れないようにし、対応する大きさ・形状のトイレかを事前に確認しましょう。
Tolettaは専用トイレ・センサー・カメラを組み合わせる
Tolettaは専用トイレ、センサープレート、カメラなどを組み合わせる方式です。
月額プランは、2026年8月17日時点の公式商品ページでは初期費用9,980円、1台あたり月額1,480円と案内されています。ただし、確認時点では商品ページが売り切れ表示となっているため、本文を読んだ時点で購入できるとは限りません。
また、月額プランを解約するとカメラ、データ計測、アプリの機能が利用できなくなるという条件があります。導入時には初期費用だけでなく、サービスを継続して使う前提で総額を考える必要があります。
「どちらが優れているか」ではなく使い方で選ぶ
既存トイレをなるべく変えたくない場合と、専用トイレ+カメラを含めた仕組みを導入したい場合では、適した方式が異なります。
比較するときは、記録項目の多さだけではなく、猫が使いやすいか、設置できるか、通信環境を用意できるか、継続料金を負担できるかという順番で考えると選びやすくなります。
月額料金と継続サービスのポイント
猫用トイレ見守りデバイスでは、月額サービスが必要な製品と、本体購入後の料金体系が異なる製品があります。「多くの製品が必ず月額制」と決めつけず、候補ごとの条件を確認しましょう。
特に多頭飼いでは、猫ごとの課金、機器ごとの課金、複数台を追加したときの扱いが製品によって異なります。初年度だけでなく、2年・3年使った場合の総額も確認すると比較しやすくなります。
また、クラウド型機器はサービスの継続性にも注意が必要です。過去サービス終了例もあるため、購入前に公式サイトで販売状況や利用条件を必ずご確認ください。

まとめ:自宅と猫に合った猫用トイレ見守りデバイスを選ぶには?
- 今使っているトイレを変えずに記録を開始したいなら、計測ボード型(Catlog Board 2)がおすすめ。ただし設置環境やトイレサイズに制限があります。
- 専用トイレ+センサー方式を検討する場合は、現行販売品か、専用アプリやクラウドサービスが継続しているかを先に確認しましょう。SHARP ペットケアモニターは販売終了済みのため、現在の購入候補には含めません。
- 映像で猫の排泄行動を詳しく確認したい時は、カメラ+センサー型(Tolettaなど)が候補ですが、設置環境と販売状況をチェックしましょう。
- 体重計や見守りカメラと何が違うかもしっかり理解し、目的に合った製品を選ぶことが大切です。
- どのタイプも健康状態の「診断」まではできません。日常の変化をとらえる補助とし、異常を感じたら専門の獣医師に相談してください。
猫用トイレ見守りデバイスのよくある質問
普通の体重計があれば十分ですか?
体重だけを定期的に確認することが目的なら、一般的な体重測定方法で足りる場合もあります。
一方、トイレ見守りデバイスは、猫がトイレを利用したタイミングと体重や排泄に関する記録を組み合わせて残せることが特徴です。何を記録したいのかによって必要性を判断しましょう。
自動トイレと同じものですか?
同じではありません。
自動トイレは排泄物の回収や清掃負担の軽減を主目的とする製品です。本記事で扱うトイレ見守りデバイスは、トイレ利用や体重、排泄に関するデータを記録・確認することを主目的としています。
両方の機能を備える製品もありますが、購入時には「自動清掃」と「データ記録」のどちらを重視するのかを分けて考えましょう。
多頭飼いでも使えますか?
多頭飼いへ対応する製品はありますが、識別方式や料金体系が異なります。
同じトイレを複数の猫が使う場合には、個体識別方法、登録可能頭数、猫ごとの月額料金、識別結果を修正できるかなどを確認してください。
記録があれば動物病院へ行かなくても大丈夫ですか?
いいえ。
見守りデバイスの記録は、日常の変化を確認するための補助情報です。病気の診断や治療を行うものではありません。排泄や体重、行動に気になる変化がある場合は、機器の表示だけで判断せず獣医師へ相談してください。
購入時に最も見落としやすい点は何ですか?
本体価格だけを見て決めてしまうことです。
対応トイレ、設置寸法、Wi-Fi、電池や電源、アプリ対応環境、月額料金、サービス終了時の扱いまで含めて確認しましょう。猫が新しいトイレを使わなかった場合に備え、返品条件を確認しておくことも重要です。
猫用トイレ見守りデバイスの最新情報を確認する
気になる猫用トイレ見守りデバイスの対応トイレ、記録項目、個体識別方式、サイズ、Wi-Fi・電源条件、利用料金、現在の販売状況は、Amazon・楽天市場・メーカー公式情報で最新の情報を確認しましょう。価格やキャンペーンも変動しやすいため、購入前には必ずチェックしてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。猫ちゃんの快適なトイレライフと健康見守りに役立てていただければ幸いです。